ナマケモノろーぐ

家事とブラジャーが苦手な50代セミリタイアラー(♀)の日々の雑感

お客様が来ても恥ずかしくない家にしたいなんて、何にそそのかされてたんだろう?

私は今から20年近く前に実家を離れて一人暮らしを始めました(おそい・・・)。

実家に居た頃は「一人暮らししたら友達招いてホームパーティーしよう。そのために食器もそろえなきゃ。布団も用意して。パーティー料理も出来るようにならなきゃ」などと今のナマケモノからしたら噴飯モノのふざけたことを考えたりしてました。

 

「実家じゃ場所もないし、親も居て自由が効かないし」とか言いつつ、実際は実家に友人を招いて母親に料理を作ってもらったりもしてた立派なパラサイトシングルでした。

一人暮らしを始めて、モチロン友達を自宅に招いたこともあるし泊まっていってもらったこともあります。実際には料理を振舞うことはほぼ無く、近くの飲食店で食べてばっかりでしたが。

とにかくゲスト目線(?)で寝具選びやら食器選び(まあ飲み物くらいは出しますし)やらして、インテリアの見栄え等にも多少はこだわって。

いったい何にそそのかされて突き動いていたんだろう?雑誌?ドラマ?芸能人の方々の「この前仲良しの皆を呼んでホームパーティーして~」的な発言?

でも実際に一人暮らしをしてみて、友達と過ごすのも楽しいけど、「一人ってラクでいいなー」としみじみ実感。

いつ来るか分からないお客様用の布団やら食器やらで部屋をぎゅうぎゅうにする必要なんて別にないし、自分の好きなように暮らしていけるのが一人暮らしの良さなのに、なんでゲスト目線にこだわっていたんだろう。とやっと思えるようになって、本来のナマケモノが覚醒しました。

結婚して二人暮らしになっても、この意識はそのままです。自分がしたいと思えばふすまや壁紙も替えたいけど、「お客様が来ても恥ずかしくないように」という意識でそうする訳ではなく。

なので、家の中も人様に来て頂けるようなシロモノではありません。ナマケモノ的には結構居心地いいんですけれども。

基本的な掃除や洗濯、洗濯物をたたむ作業はオット様(これだけやってもらって、せめて「様」でもつけないと悪い)任せですが、ナマケモノ分のたたんだ洗濯物はタンスやクローゼットにしまうわけではなく、寝室(和室)の枕元辺りに積み上げています(自分のものはしまっている様子)。でもタンス等にしまうよりこのほうが取り出しやすいので、キホンそのままにしています。

布団はたたむけど、押入れにしまうことは無いです(季節外のものは別)。ナマケモノは布団をたたむ行為もキライで、「万年床にさせてくれー」とわめいています。

そういえば、オット様は20年以上住んでいる自分の家にご両親も招いたことがないそうで。

先日、こちらの家に寄りたいというご両親(ナマケモノにとっては義両親)の電話に「ちょっとムリです、ごめんなさい」と相談もなく断りを入れていました。

「どうする?」と相談されたら非常に答えづらいけど、ナマケモノもできるなら「ごめんなさい」なので、相談されなくてよかった。

ナマケモノとリアル世界で縁者の皆様、非常事態で泊まる所がなければ泊まっていただくのは構わないですが、その時は床に雑魚寝で。宜しくお願い致します。