ナマケモノろーぐ

家事とブラジャーが苦手な50代セミリタイアラー(♀)の日々の雑感

既存メディアではアクティブシニアの実像を捉えきれない理由とは?

日経MJ、6月25日(月)号の1面『アクティブシニア像、間違ってない?』という記事によると、『ちまたでよくいわれるアクティブなシニア像に、実は誤解や思い込みがあることに気付かされた。』として一筋縄ではいかないシニア層攻略について紹介しています。

 

アクティブシニアの従来イメージと実態

60、70代を中心としたシニア向け定期購読雑誌「ハルメク」から浮かぶ『シニアのホント』として、

①「時間とお金に余裕がある」→実態は「年金生活でそんな人はごく一部」、

②「ロボット掃除機で体をラクに」→実態は「手抜きだと思われたくない」人が多い(思ったほど普及せず)、

③「健康には手間暇惜しまない」→実態は「健康のためでも面倒なことはイヤ」な人が多い。

等の、アクティブシニアの従来イメージとその実態を紹介しています。

確かにテレビ等では、80代でもステーキ平らげてそうな若々しい方々(芸能人含む)をお見かけして「最近は80代でも枯れてないんだな」と思ったりしてましたが、それはマジョリティーではなく「恵まれたごく一部の方々」ですよね。まあ、実数として確実にそういう方々は増えているとは思うのですが。

一方で認知機能が衰えて交通事故の加害者になってしまうとか、認知機能の問題とはまた別かもしれないですが振り込め詐欺の被害者となるケース等のニュースをよく見聞きしたりもして、両極端なシニア像がクローズアップされがちです。

現役世代がシニア像を把握するのには無理がある

シニアになって個人差がどんどん大きくなる中でのマジョリティーの把握って、とても大変なことですね。

女性のニーズなのに把握する側は男性ばかりで色々と読み間違えていたかつての企業の失敗と同じように、現役世代がシニア像を把握しようとしてもバイアスや思い込み等で色々と読み間違えることも多いでしょう。

今後は、女性マーケターや女性リサーチャーが増えたのと同じように、シニアマーケターやシニアリサーチャー、シニアコンサルなど増えていくんでしょうか。

今回日経MJからたくさん引用させていただいたので、日経MJ購読申込のリンクを貼らせて頂きます(アフィリではないです)。

www.nikkei4946.com

日経MJは読んでいて面白いので、会社を辞めても余裕があれば購読したいですが、自分が時間とお金に余裕があるシニアになれる自信は、現時点では低いです。